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離れて暮らす親を見守る

こんにちは。

内山公認会計士事務所の内山でございます。

 

今月も相続対策のお役に立つ知識を、専門家としての立場から分かりやすく解説させていただきます。

 

8月に入り日本ではお盆の帰省がまもなく始まりますが、昨年同様コロナの影響で見合わせる方も増えているようです。自身の親が高齢であれば普段の生活も心配でしょうし、一人暮らしであれば、万一のことがあった場合の連絡も心配です。

 

そこで今月は『離れて暮らす親を見守る』と題して、遠隔地から高齢者を見守る方法について解説して行きます。コロナ禍が続き、直接会えない今だからこそ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

目次

一人暮らし高齢者の増加

厚生労働省の発表によると、令和元年における全国の総世帯で、高齢者世帯は全体の28.7%、そのなかで単独世帯が49.5%となっており、実に高齢者世帯の半数が単独世帯となります。

単独世帯とは言え、自身で身の回りのことが全てこなせ、生活に支障のない方もいらっしゃると思いますが、若い方に比べると生活上のリスクは格段に高くなってしまうと言わざるを得ません。

ちょっと転んだ、ちょっと風邪を引いたといったことでさえも、QOL低下に繋がってしまうこともあるのが高齢者ですので、単独世帯であるか否かに関らず、高齢者世帯にとって身近に頼れる若い存在というものは必要不可欠と言えるでしょう。

しかし、現実問題として実家のそばに暮らす、もしくは実家に同居するということが難しい方は多くいらっしゃいます。そこで近年注目を集めているのが高齢者世帯の見守りサービスというものなのです。どういったサービスなのか見て行きましょう。

見守りサービスとは?

写真のように介護が必要な状態であれば、介護保険を通じて様々なサービスを受けられますが、介護サービスが必要では無いけれども誰かに見守っていてほしいというケースは多く存在することでしょう。

高齢者の見守りサービスを大きく分けると「訪問型」「遠隔型」の2つに分けられます。ご自身の予算や要望に合わせて適切なサービスを選択するべきですが、2つのサービスでは実際にどのようなことが提供されるのでしょうか。

訪問型サービス

読んで字のごとく、専門のスタッフが定期的に訪れて高齢者の安否確認を行うものです。最近では警備会社や郵便局、新聞販売店など生活に根付く身近な企業が提供していることが多いです。

実際に訪問し、最近の困りごとはないか? 食事はきちんと食べているか? 冷暖房を適切に使用しているか? など、健康な生活を送れているか聞き取り訪問記録を付けることで、高齢者の健康状態をフィードバックしてくれるサービスとなります。

費用は月の訪問回数によって異なりますが、月一回の訪問で2,000円前後の企業が多いようです。

訪問型サービスと似たような存在として食事の宅配サービスというものも存在します。高齢者が食べやすいように工夫され、栄養バランスも考えた食事を宅配してくれるサービスですが、食事の宅配と並行して既述の聴き取りサービスを行ってくれる企業も存在します。

食事代がかかる分訪問型サービスと比較すると割高ですが、単独世帯など食事の準備が手間という方であれば利用を検討しても良いでしょう。

遠隔型サービス

センサーやカメラ等を利用することで、高齢者の安否確認が可能となるサービスです。家の動線にこれらの機器を設置することで、一定期間反応が無いと契約者のスマホやPCに通知が発信され、高齢者の身に何かあったかもしれないということが分かります。

また、カメラを利用したサービスであれば警備会社が提供する駆けつけサービスとの連携も可能ですので、異変を察知した警備会社のスタッフが駆け付けるといったことも可能となります。

費用は機器設置費用の他、月額料金が発生するものが多いですが、センサーやカメラの数、緊急駆けつけサービスの有無によって大きく異なるため、導入を検討する際は数社から見積もりを取り検討すると良いでしょう。

孤独・孤立を防ぐ

日本でも若者の孤独・孤立について社会問題化していますが、若者同様に高齢者の孤独・孤立も解決すべき大きな課題と言えます。

様々なサービスが存在する中で、機械的に高齢者と接するようなものでは孤独・孤立の解消とは言えません。ただ訪問すればいいという訳ではなく、訪問した上で高齢者と何を話すか? どんなことをするか? が大切であり、例えカメラやセンサーだったとしても、「親が心配で大切だから設置したい」という気持ちがあれば、孤独・孤立を防ぐ助けとなるのではないかと考えます。

他方、見守られる高齢者側も「若い世代になるべく迷惑をかけない」ために出来る準備は早めにしておくと良いでしょう。例えばエンディングノートや遺言書の作成などが今のうちから出来る準備と言えますね。

見守る側・見守られる側双方が「相手のことを大切だと思う」からこそ成立するサービスではないかと思いますので、各種サービスの導入を検討する際は、なぜそのサービスが自信の親に必要なのかをよく考え、判断を下していただければと思います。

今回のまとめ

一昔前までは子どもが親の面倒を見るのが当たり前の時代でした。しかし、現代では多様な生活スタイルが存在しますので、親の最期まで見届けるということは現実的に不可能なケースも多いことでしょう。

しかし、親を心配に思うという気持ちに時代は関係ありませんので、見守りサービスが自分達家族に適していると思われる場合は、親の了解を取ったうえで利用してみてはいかがでしょうか。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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